山根塾奮闘記
小学生から社会人までを相手に日々奮闘する山根塾鬼塾長の苦悩。

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墓参り

今日は墓参り。


去年の暮れ、突然逝ってしまった大切な友人の墓参り。47歳・・・若すぎる死。


働きながら勉学に勤しみ、念願の大学院に通い始めた矢先の交通事故。人生で一番輝いていた時期を一瞬にして、しかも念願かなって通い始めた大学の目の前にて・・・逝ってしまった。


ほぼ即死の状態で病院に運ばれてきた我が娘に対面したご両親。当時は悲しんでいる暇がないくらい、事故処理に追われた。で、このたびようやく裁判の運びに。


加害者の保険会社との折衝では、1割でも加害者責任を減らそうとする「会社的責任回避」がかいま見られて味気ない・・・というか、情けない。「娘の命がこういう事務処理だけでテンビンに掛けられていることが、実に虚しい」と、父親は語る。


見た目、非常に物静かそうなお父さん・・・今日は非常に雄弁だ。語ることによって癒される?のかもしれない。「癒される」ということは決してないのであるが、やはり、整理はしなければならぬ時期には来ている、と覚悟を決めておられるのであろう。事故当時の一部始終を加害者同伴のもと、現場で話を聞いたそうだ。写真を見せていただいた。大きな交差店に信号もなければ外灯もない。現場で観察されたところ、ほとんどどの車が一時停止せずかなりのスピードでこの交差点を通過しているとのこと。こんな生々しい話から、我々がたくさん遊んだ思い出話、またふたたび病室での人には見せられない状態の我が娘の姿、「もし・・・・だったら」という願望と後悔の入り混じった仮定法まで、話は尽きない。淡々と雄弁に語り続ける父親の姿が痛々しい。


呉市をほとんど一望できる高台に設けられた彼女のお墓。おじいさん・おばあさんと一緒に今はそこに眠っている。墓碑を見てみると、祖父・祖母の名前から、二人分の空白を経て、彼女の名前が刻まれている。この空白は・・・・どうやらご両親のはいるべき空白らしい。順番を通り越して逝ってしまった娘への、ご両親の悔しさ・悲しみ・思いやり・・・すべての思いがこの空白に込められていた。


親と子・・・その結びつきは永遠だ。大切な何かをあらためて心深く刻ませていただいた。


最後にお父さんが語ってくれた話・・・人の死に際がいかに難しいことか・・・自分の思い通りに逝けないことがなんとも悲しいし、痛ましい。人は理想的は引き際を演じられないからこそ、後悔のない生をもっともっと大切にしなければならない。


無念だったろう!悔しかったろう!もっともっと輝きたかっただろう!・・・その思い、我々がしっかりと受け継ごう。


とりあえず、また別次元で会えるまで・・・・さようなら。


 


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