|
共通言語
先日10年ほど音沙汰のかなった親友に電話してみた。
用件は「オヤジたちのハンド」。
高校時代、この男とはひっつきもんつき、もぶりついて遊んでいた。悪も善も涙も笑いも苦しみも楽しみも・・・ありとあらゆる感情を共有した。
そうやって培われていった友情は時空を超える。
ブルルルr〜、ブルルルr〜・・・携帯の呼び出し音の後、やつが出る。
「おゥ〜、山根じゃがのゥ〜、どーしよんない〜?」
で、ちょっと間を置いて、「ガ〜ハハハハハ、デ〜ッヘッヘ、、ドホホホホ〜、グヮ〜ッヘッヘッヘ、ゲヘヘヘヘヘッ・・・・」
お互いなんとも例えようの無い怒涛の笑い声が心の底から湧きあがる。我ら悪友同士がかつてあいさつのようにかわしていたこの「笑い声」・・・なつかしい、と同時にあらためてこの「共通言語」の威力を思い知る。
30秒以上続いたこのオッサン同士の共通言語により、我々のコミュニケーションはすべて完了した。
「お〜、元気じゃったかい!またブイブイいわしとるんじゃろ〜が。子供は?奥さんは?親は?みなみな変わりないか?便りが無いのはよい便りとは言うが、こんなに間をあけるなんて、え〜かげんにせ〜よ!」などなど、この「笑い声」にはすべてのメッセージが込められているし、おたがいそれで十分に気持ちが理解できる。
なんだかそれだけが嬉しくて、なつかしくて、いとおしくて、変わってなくて、オモシロクテ、・・・・で、ふたたび笑いあう。真昼間の携帯からはまともな会話は聞こえてこない、ただ怒涛の笑い声のみがこだまする。・・・が、心地よい♪
用件もほとんど伝えず電話を切った。満足だ〜・・・・
近々再会の運びとなりそうだ。ワクワク感が止まらない。
|